フォニックスを知っているだけでは不十分?

フォニックスとは英語の文字と音の関係です。「それぞれの文字の読み方を知っているのだから、それを当てはめれば当然きれいな発音で読めるはず」と思うかもしれません。しかし、せっかく英会話教室でフォニックスを覚えたのに、初めて見た単語や長い単語になると途端に「読めない」というお子さんは少なくないようです。 文字で書かれた英単語を正しくデコーディング(音に変換)するには、フォニックスだけでなく、「シラブル(音節)」による発音変化のルールを知る必要があります。

シラブルは「母音」を中心とした音のかたまり。

シラブルとは「音節」を意味し、母音を中心とした音のかたまりのことです。 英単語には1シラブルのものもあれば、複数個に分かれるものもありますが、「1つのシラブルに1つの母音」というのが基本のルールです。

例えば、チョコレート「chocolate」という単語をシラブルで分けると、choc・o・late と3つに分かれます。普段あまり意識されないかもしれませんが、英語の辞書には必ずこの音節の区切りが記載されています。

https://ejje.weblio.jp/content/chocolate

シラブルが分かるとデコーディングが出来る!

初めて見る長い単語を、最初から完璧に区切るのはネイティブでも難しいことですが、シラブルを知っていると、長い単語も「短い音のかたまりが合わさったもの」として捉えられるようになります。

例えば「fantastic」という単語も、fan・tas・tic と3つのパーツに分ければ、一つひとつはシンプルなフォニックスの組み合わせにすぎません。

また、先ほどの「chocolate」ですが、1つ目と2つ目の「o」の発音が異なることにお気づきでしょうか? さらに後半の「late」の「a」は、アルファベットの名前そのままの「エィ」という発音です。 英語の母音には、「短母音」と「長母音」の2種類の音1があります。単語をシラブルに区切ったとき、その中の母音がどちらの音になるのかを教えてくれるのが、シラブルのルールなのです。

つまり、単語をシラブルに分け、そのルールを当てはめることで、丸暗記に頼らずにデコーディングができるようになります。 シラブルの詳細なルールについては、別の記事で改めて紹介することとします。

  1. 【補足】母音の音のイメージ :「a, e, i, o, u」の発音をカタカナで表記するのは少し抵抗がありますが、イメージとしては、長母音はアルファベット名に近い「エー、イー、アイ、オー、ユー」、短母音は「エァ、エッ、イッ、アッ、ア」といった具合に、2つの使い分けがあります。 ↩︎

サイエンス・オブ・リーディングとシラブル

デコーディングができることは、英語を「読んで理解する」ための重要な通過点です。 サイエンス・オブ・リーディングの視点で見ると、シラブルを理解して単語認識のスピードが上がることで、脳のエネルギーを「内容の理解」に集中させられるようになります。

これは繰り返しの練習によって、英単語を暗記ではなく、見た瞬間に音として認識できる単語(サイトワード)を増やす最短ルートであると言われています。

仕組みが分かればもっと読めるようになる

シラブルのルールが分かれば、英単語を暗記に頼らずに読めるようになります。これを知っているかどうかで、暗記学習に苦しんでいるお子さんの負担は激減します。 「文字から音にできる」という自信を持ち、英語を「読んで理解する」楽しさを知ってほしいと願っています。

カナダ式脳科学フォニックス認定講師によるレッスンでは、この「デコーディング」のスキルや「シラブル」のルールを、体系的かつ明確に指導できる強みがあります。

また、当サイトでは、親御さんご自身がこの指導方法を学び、家庭で活用いただける「おうち英語動画講座」をご紹介しています。